株を買うために消費者金融からお金を借りたが失ったものの方が大きい

借金をした私の職業は事務職です。

性別は女性で、独身。

家族は両親と私の3人暮らしです。

趣味はカラオケとお金について学ぶこと。

日々、自分に合うお金の稼ぎ方はないかと模索中です。

株で大損して借金をするハメになる

なにも学ばずに、いきなり株に手を出してしまい、大損してしまいました。

10年前、300万あった貯金をすべて株に投資した私の貯金通帳にはお金がなく、すっからかんの状態。

でも、株はどんどん上がり、もしかすると、今買えば大きく上がり、すごく儲かるのではと思うと、いてもたってもいられないのです。

だから、どうしてもお金が必要だと思い、借金をしようとの考えが思い浮かびます。

しかし、手元にはまとまったお金がありません。

親に株で大損しているからお金を貸してとは言えない私は、他にどうやったらお金を作れるのかと考えました。

そんな時、目に飛び込んできたのが消費者金融でした。

アルバイトでもすぐにまとまったお金を借りることができるというCMに、とても惹かれたのです。

アルバイトで働いていた友達も、まとまったお金を借りたいと思ったとき、消費者金融でお金を簡単に借りれて良かったと言っていたのを思い出し、なら、アルバイトの私でも借りれるだろうと思い、申し込むことにしました。

借りれるだけ借りようと思った私は、とにかく印鑑と運転免許証を持って、大手の消費者金融へと向かいました。

受付の女性の笑顔を見て、「すぐに借りれそう」と感じ、いくらぐらい借りれるのか聞いてみました。

審査をしてからということで、書類に記入していき、免許証を提出しました。

本人確認をした後、「30万円まで借りれます」ということで、30万円を持って帰ることができました。

すぐに証券会社の自分の口座に入金して、その日のうちにこれだと思う銘柄を30万円分買いました。

株が買えたことで、どこか嬉しく感じて、お金を借金してまでも投資して良かったと思いました。

消費者金融で借りるだけお金を借りた

消費者金融で30万円を借金した私は、アルバイトをもう1つ掛け持ちして、お金を貯めました。

それまでは、1つのアルバイト先で8時間働いていましたが、月に11万円程度にしかならず、車のローンや食費、光熱費など生活費も引くと、借金の返済に使えるのは月に2万円から3万円程度になってしまいます。

この分だと、借金の返済に10ヶ月もかかってしまうなと思い、早く返したいと思う私は、夜間に働ける飲食店に勤めて、ウェイトレスの仕事をしながらお金を稼ぎました。

そして、毎月5万円を消費者金融に返済していきます。

そのおかげで、半年で借金を返済することができました。

すでに借金は返済し終えています。

早く返済したおかげで、利子も高くなることなく、良かったです。

気分的にも、お金を借りていることがとてもストレスも解消し、食欲も取り戻し、顔色も良くなりました。

前向きに人生を生きようと思うが優柔不断になる

借金をしたことで、まとまったお金があるのだから、前向きに人生を生きよう、やりたいことを我慢せずにできることが本当に幸せだなと思うようになりました。

買いたいときに買えることの面白さと感動を与えてくれたのです。

そして、借りたくても借りれる人がいないとき、まとまったお金をすぐに貸してくれる消費者金融の存在がとても心強く、生きる希望を持つことができました。

しかし、お金は使えば使うだけすぐになくなり、いざ必要なものを買いたいときには、手元にはない現実。

働いて、お金を貯めるにも時間がかかります。

そのため、買うチャンスを逃し、後からになって、高いときに買わなくてはならない悪循環に陥ってしまいます。

すると、また購入資金が足りないと感じて焦ることで、借金がしたくなってしまうのです。

お金は簡単に借りれるし、またアルバイトを掛け持ちして返せばいいやと安易に考えるようになります。

このことで、お金を簡単に借りれるから、さっさとお金を使ってしまおうとの考えになり、また簡単に借金をすればいい。

そう考えるようになった私は、気が付けばまた、消費者金融から30万円を借りようと考えてしまうのです。

コツコツと仕事をして、お金を得ることの大切さを失ってしまいました。

なんだか地道に働いて、お金を得ることの喜びを失いました。

そして、30万円を手にしたときもたいして喜びはなく、ただこれが当たり前なんだ、苦労せずにお金を得られるんだと思うようになります。

このことで働くことの大切さを失い、お金の大切さも失いました。

そして、なによりも自分への信用と信頼を失ったような気がします。

それまでは、自分は人から物を借りたり、お金を借りてまで物事を達成しようとはしない人間でした。

なによりも自分を信じ、生きてきたのに、借金をしたことで、自分の考えが信じられなくなりました。

信じられない自分が決めたことも、本当にこの株を買ってもいいのか、駄目なのか不安になり、はっきりと決めることができません。

すぐに決められない、決断できない状態であると、このタイミングで株を買うのは本当にいいのかと思ってしまうのです。

このことで、ますます株を買うタイミングを逃し、せっかく消費者金融から借りたお金を買う予定もなかった銘柄に注ぎ込み、あっけなく半分にしてしまいました。

適正な判断能力を失ってしまった後は、株で損失を出す機会が増えてしまい、結局、借金をしてお金をつぎ込んでも、いい方向には辿り着けなかったことに、ますます意欲を失ってしまいました。

まとめ

株を購入するために、気軽に消費者金融でお金を借りた後、お金のありがたみを感じました。

しかし、借金をした自分の信用と信頼を失ってしまい、決断能力をも失います。

このことで優柔不断に陥ってしまう結果に。

結果、お金は、自分が汗水垂らし、苦労して得た方がいいと強く感じ、気軽に借金をしてお金を減らしてしまったことに反省しました。

簡単に借金をする癖がつくと、人は苦労と頑張りを失い、やる気も失うなと感じます。

そして、自分にとって、借金はいい結果にはならなかった体験でした。

Author: iseeny.com