ニューヨークは食のヘブン。世界各国からの自慢料理をご披露するレストランが集結しているマンハッタンは、グルメ派にはたまらない街だ。そして、食の楽しみを倍増するのが、ドリンクとのペアリング。中でもドリンクの定番といえばワイン。だからこそ、料理の味わいを引き立てるワインを推奨する「ワイン・スペシャリスト」へのニーズは、絶えることがないらしい。
25年の歴史を持つ「インターナショナル・ワインセンター」は、ワイン&アルコール飲料のプロを養成するスクールだ。1994年に、グローバルなプレミアムワイン教育組織であるWSET(Wine & Spirit Education Trust) の提携校となり、2003年には、WSETの米国本部へと成長。同校のプログラム修了者にはWSETの認定修了書が授与される。WSETの認定試験受験者数は、世界42カ国で22000名にも達していると言われ、このWSET資格は、世界のワイン&アルコール業界で通用するため、人気が高い。
同センターのプログラムは、初心者や中級者向けの「Intermediateコース」から、上級者向けの「Advanced コース」、さらに専門性を高めたい人向けの「Diplomaコース」が準備されている。そして、同業界での究極のゴールは「Master of Wine」という資格。この資格を持つ人は、世界中で250人、北米でわずか22人。つまり、「Master of Wine」への道のりはかなり長い。
インターナショナル・ワインセンターの学生層は、卸売、小売、流通、レストラン、ワインライターなど、業界内の人々に加え、個人的なワイン熱狂家も含まれる。「ワインへの情熱」が大前提のようだ。クラス規模は、1クラス20〜40人。その中に日本人が数人いるケースが多いという。卒業後のキャリアは、レストランのソムリエ、ホテルやワインのワインディレクター、ワインの輸入業者やバイヤー、ワインライター、ワインパブリシスト、オークションハウススタッフなど。個々のゴールに沿って選択肢も広がっている。
TOEFLスコアは必要ないが、ある程度の英語レベルは必須。また、学生ビザを発行していないため、語学学校などで学生ビザを手配するか、3−5日の集中クラスを取るなどの配慮も必要となってくる。
しかし、グローバルに通用する点、そして、日常の食生活にも生かせるという点で、魅力的な資格と言えそうだ。
(2008年7月)
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